マグロ（Thunnus albacares）の頭部の真皮突起内の洞に位置する組織から単磁区マグネタイト結晶を単離、特性を調べた。化学成分、分布、結晶構造から、これらの結晶が生化学的な析出であり、粒子の相互作用から、in situで粒子が組織化され、磁気感知器官としての候補たる可能性が明らかになった。同じような粒子の局所化、配置が、海洋性の魚で見られ、チッキ部分が脊椎動物の磁気感覚期間部位である可能性が示唆される。
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