<目的> ニワトリ卵が発生学及び奇形学研究に良く用いられている.卵内の誘導電流の分布を実際に測定する. <方法> 200μm直径,長さ8cmの銀線プローブを卵内に挿入し(図1),60Hz, 1mTの磁界を暴露した時の卵内誘導電流を測定した. <結果及び結論> 図3に示すようにHomogenized(卵白と卵黄を一度吸い出し,よく撹はんした後,また卵内に戻したもの)に比べて卵黄の位置により誘導電流に差が出ることが明らかになった.従って,Dosimetryに際し,卵内を電気的に一様と仮定して実験を行うことは適当ではない.
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