<目的>磁界に曝露した後染色体異常がみられるとする報告(Nordensonら、N16,1989他)、とみられなかったとする報告(Bauchingerら、B56,1981他)があり、一方ODCが増加するという報告(Byusら、B229,1987他)もあるので、確認のための実験を行う。 <対象・方法>妊娠14~16週の10人のヒト羊膜細胞を培養して用いた。染色体は各100個の細胞からISCNの方法に従って異常の判定をした。ODCは Prosser and Wahl(1988)の方法に従って決定をした。磁界は 50Hz、 30μT(図1)を3日間曝露した。 シャーム・コントロール群は0.7μT(図2)の漏洩磁界をうけた。 <結果>8名のドナーからのデータを表2にまとめた。さらに表3、図4、表4、表5に染色体に関するデータをまとめてあるが、いずれにおいても曝露群とコントロール群において有意差は認められない。またODCに関するデータは表6、図6、図7にまとめてあるがこれも有意差はない。
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