この論文は、変電所作業員のように非接地の人が電界中で接地された物体に接触したときに受ける接触電流についてモデル計算している。接地導体から0.1-0.5 m の距離に立つリアリスティック人体モデルが非一様電界にばく露した場合の接触電流と体内誘導電界を数値計算した。その結果、計算による外部電界と接触電流の関係は、以前の実験結果とよく一致したという。また、計算では、接触電流は距離に強く依存し、体内誘導電界は外部電界の非一様性とは無関係に接触電流に比例した:体内電界強度のドシメトリには、外部電界強度の空間平均より接触電流の方が適している、と報告している。具体的には、0.5 mAの接触電流の場合、脊髄での電界強度の最大値は、2010ICNIRPガイドラインの職業ばく露の基本制限(100 mV/m)に達するとしている。
このウェブサイトはクッキー(Cookies)を使って、最善のブラウジングエクスペリエンスを提供しています。あなたがこのウェブサイトを継続して使用することで、私たちがクッキーを使用することを許可することになります。