この実験研究は、ケージの床面に対して上向きまたは下向きの静磁界にばく露したマウスにおける血液学的パラメータと脾臓細胞への影響を調べた。静磁界の発生には、強磁性シート(4.8mm×24.4mm×4.8mmの大きさの薄板フェライトを4×5枚埋め込んだもの。シート面に垂直方向の静磁界を発生させる。)をケージの下に敷いた。ケージに床面高さ2 cm(マウスの高さに相当)以内の空間の平均磁界強度16 mT、個々のフェライト中央直上を最高点と空間磁界勾配は10mT/cmであった。それぞれ9匹のSwiss-Webster雄マウスからなる上向き磁界ばく露群、下向きばく露群(シートを裏返しSNを反転させた場合)、対照群(通常の地磁気ばく露)で、ばく露は28日間連続した。この結果、ヘモグロビンとヘマトクリットには3群で差異がなかった:血清トランスフェリンレベルは2つのばく露群の方が対照群より有意に高かった:摘出脾臓のアッセイにおける脾臓の細胞性は下向き磁界ばく露群の方が上向きばく露および対照群より有意に高かった:脾臓リンパ球は2つのばく露群の方が対照群より有意に高かったが、顆粒球は反対に低かった、などの所見を報告している。
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