この実験研究は、従来型携帯電話(800 MHz)電磁界にばく露することにより成獣雄ウサギの性行動に変化が生じるか調べた。18匹の雄ウサギは全て個別ケージに入れ、ばく露群、拘束対照群、自由行動対照群に等分した。ばく露群は、待ち受けモードの携帯電話をケージ床に設置し、ばく露時にはケージ内のプラスティック製仕切り版を寄せてウサギを拘束し、外性器が携帯電話アンテナに向き合うようにして、一日8時間、12週間ばく露した。電界強度値はアンテナから0.5cmの位置で2.92V/m、ケージ内の最も遠い位置で0.487V/mと推定された。拘束対照群はばく露無しで拘束のみ行った。その結果、ばく後群では種々の性行動低下が見られたが、ホルモン分析の結果には3群で有意差はなかったと報告している。(センター注)この論文は,著者の要請により2012年5月に取り下げられた。
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