[男性の生殖ホルモンに対するMRIスキャンの影響なし] med./bio.

No effects of MRI scan on male reproduction hormones

掲載誌: Reprod Toxicol 2012; 34 (1): 133-139

この研究は、健康な24人の男性ボランティア(19-25歳の医学生、白人、非喫煙者)に、無作為化交叉試験法により、真のMRIスキャン実験と擬似MRIスキャン実験を平均11日間の間隔で実施し、各スキャンの前と後に採血して、血清中の各種生殖ホルモン値を調べた。真のMRIスキャンには1.5Tの機種を用い、擬似MRIスキャンは、閉所恐怖症の患者訓練用に製作された模擬機(真のばく露に用いたMRIの騒音をステレオ再生)を用いた。血清中のインヒビンB、テストステロンプロラクチン、黄体化ホルモン卵胞刺激ホルモン、性ホルモン結合グロブリンエストラジオールのレベルは、ばく露擬似ばく露の前後(直後でも11日後でも)で違いがなかったと報告している。

ばく露