この研究は、ICNIRP参考レベルとIEEEアクションレベルが全身平均(WBA)SARの基本制限を満たすか否かを、1, 3, 5, 7, 20歳のそれぞれ50パーセンタイルの体格の男性モデルを用い、姿勢(立位、両手を挙げた場合と下げた場合)や接地/非接地条件を変えて、10MHz-3GHzの垂直偏波平面波にばく露した場合について調べた。生体組織の含水率による誘電率の年齢依存的変化の影響は無視しうると判断した。1, 5, 20歳については10パーセンタイルの痩せた体格のモデルについても検討した。その結果、20-200 MHzで両手を挙げた姿勢、40-200 MHz で両手を下げた姿勢、1 GHz で両方の姿勢において、ICNIRPの公衆ばく露の参考レベルは基本制限を満たすに十分でないこと;IEEEアクションレベルは30MHz以下でICNIRP参考レベル異なっており、基本制限を満たしていたと報告している。
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