この研究は、電磁界の低減が電磁過敏症の治療選択肢となり得るかについてボランティア実験した。コンピュータからの発生電磁界を特製キャビネットで遮蔽する対策が電磁過敏症であることを自己申告している人の自覚症状と相関するか否かを調べた。ボランティア5人の年齢、性別、過敏症歴、遮蔽コンピュータ使用歴は、1) 55歳女性、9年、1週間、2) 51歳男性、21年、7年、3) 50歳男性、4年、2ヵ月、4) 48歳男性、6年、3ヵ月、5) 36歳女性、7年、1年である。結果は、各ボランティアの主観的な評価を文章で個別報告している(1日に就業できるようになった;症状が軽減した等々)。試験はブラインド法を用いておらず、また試験期間などの条件は不統一であるが、著者は結論として、コンピュータの電磁界低減策は電磁過敏症の症状を弱め、作業を問題なく行えるようにする効果があると述べている。
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