本研究では、脳の様々な部位をELF磁界に局所ばく露させ、刺激周波数での脳電図(EEG)パワースペクトルの変化を調査した。T4、T3、F3、Cz、F4の各部位に小さな磁界発生コイルとEEG測定電極を貼付け、T4には3Hz、T3には5Hz、F3には10Hz、Czには17Hz、F4には45Hzの磁界(強度100 μT)を局所的に与え、刺激周波数に対応するEEG帯域(デルタ波帯、シータ波帯、アルファ波帯、ベータ波帯、ガンマ波帯)のパワースペクトル相対値を評価した。対応のあるt検定の結果、刺激周波数でのEEGのパワー値に有意な変化は認められなかった、また各EEG帯域の変化は、必ずしもその周波数でばく露した部位に限られていなかった、などの結果を報告している。
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