[実生活における精子細胞への携帯電話の照射の典型となるin vitro実験条件の確立におけるFDTD法の利用] tech./dosim.

The use of FDTD in establishing in vitro experimentation conditions representative of lifelike cell phone radiation on the spermatozoa

掲載誌: Health Phys 2012; 102 (1): 54-62

本研究は、実生活条件(ズボンのポケットに入れた携帯電話が陰嚢の多層組織により精巣と隔絶されている状態)を模擬することができるin vitro実験を設定するため、携帯電話精子サンプルとの間隔を決定した。陰嚢組織コンピュータ・モデルをデザインし、そのモデルを有限差分時間領域(FDTD)法による一連のシミュレーションに用いた。その結果、多層の組織と等価な効果を持たせるためには、携帯電話精子サンプルとの間隔は、携帯電話と睾丸との間の予測された間隔よりも0.8-1.8cm大きくなければならないことが示されたと、結論している。

ばく露