【目的】400/150 および150/20 kVの2つの変電設備区域(超高圧区域と高圧区域)から成る高圧センター内の電界と磁界を調査すること。【方法】最初に、以前に調査したこの2つの変電設備区域の電界および磁界の測定値と計算値を示す。次に以前に調査した変電設備区域と今回調査した高圧センターの違いについて基本的データを示す。この高圧センターの敷地内での電界および磁界の測定値の主要な結果を適切に図示する。【磁界測定値】測定値の大部分は公衆および職業ばく露の参考レベルを遥かに下回る。測定地点の高さによる重大な差はなく、50Hz成分が優勢であり、高調波成分は無視できた。高圧区域の1地点(変圧器の中電圧出力ケーブルに直接接触する場所)のみ、磁束密度の高値があった。監視員が働く監視室および公衆が立ち入る環状区域の磁束密度は極めて低かった。【電界測定値】400-kVの設備がある超高圧区域のいくつかの地点で職業ばく露の参考レベルを上回る電界強度が測定された(修理や保守のために技術者がこの地点に立ち入るのは短時間であり、通常システムは停止されるので問題はない)。またこれらの値は距離と共に急速に減衰し、技術者が立ち入る場所(センターの通路)では許容値を下回る。公衆が立ち入るセンターのフェンスの外側の環状区域では公衆ばく露の参考レベルを遥かに下回る。
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