【目的】重慶の一都市部地域の110kV高圧線の電磁界放射レベルを測定することにより、高圧線の電磁界放射レベルとそれに影響する因子を理解すること。【方法】国の衛生基準に定められた手法に従い、高圧線に近接する2つの住宅用ビル、通りに沿った高圧線を選定し、高圧線の周囲にいくつかの距離の異なるモニタリング点を選定し,それぞれの点での電磁界放射レベルを測定した。【結果】5-1000 Hzの周波数範囲の電界強度および磁界強度は、全てのモニタリング点において両方ともICNIRPが定めた公衆ばく露基準より低かった。しかし、高圧線に近接する屋上での電界強度は、同じビルのその他の階で測定された値より有意に高かった(p < 0.05)。同じ高圧線下の各モニタリング点での測定値は、高圧線により近い点で値の方が常に遠方の値より高く、高圧線からの距離に比例して減少した。ビルディングはある程度電界を遮蔽(または吸収)できる。【結論】高圧線周辺の電磁界放射は、高圧線の設置の仕方により、軽減または増強するかも知れない。このことは、人の健康への潜在的影響にとって注目に値する。
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