Baro氏からICNIRPへの質問:ICNIRPの時間変化する電界、磁界及び電磁界(1Hz-100kHz)へのばく露制限ガイドラインの公表に関し、2点質問する。1. 表3(参考レベル)では25Hz-3kHzの周波数範囲は、25Hz-300Hzと300H-3kHzの2つの部分に分けられているが、表2(基本制限)ではこの範囲が25Hz-400Hzと400Hz-3kHzに分けられている。本文中にこの違いに関する説明がない。これはミスプリントなのか、それとも科学的根拠に基づく違いなのか?2. 表2において、基本制限は25Hz-400Hzの間で周波数依存性があるが、これに対応する参考レベルは同範囲で周波数依存性がない。これについて説明はあるか?正誤表-25.11.2010(推奨公表後にオンラインで公表されたもの)はただ1つのミスプリントに言及したものだが、正誤表自体にミスプリントが一つある:修正済みの表3の第1行は削除になると思われる。ICNIRPからBaro氏への回答:1. 公表文書での説明の通り、ガイドラインは2つの全く異なる影響に基づいている。網膜閃光現象(これは脳の神経ネットワークへの弱い電界の影響のモデルとも見なされる)と有髄末梢神経および中枢神経の刺激である。職業ばく露に関して言えば、2つの影響の基本制限値は400Hzで交差する。ガイドラインで与えられた参考レベルは両影響を統合している。2つの影響はドシメトリにおいて考慮すべき点が異なるため、参考レベルの周波数区分点は、基本制限のものと異なっている。2. 参考レベルは、2つの物理量の間の周波数依存的なドシメトリ関係を用いて、基本制限から導き出されている。その物理的結果として、参考レベルの周波数依存性は基本制限のものと異なっている。
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