研究のタイプ: 疫学研究 (exposure assessment/dosimetric study)

[電磁界の疫学研究におけるばく露のカットポイントバイアスの評価] tech./dosim.

Evaluating exposure cutpoint bias in epidemiologic studies of electric and magnetic fields

掲載誌: Bioelectromagnetics 1993; 14 (3): 237-245

電界磁界へのばく露健康障害の関連性を研究する疫学者は、しばしば「ばく露」「非ばく露」として被験者を識別し、オッズ比で結果を報告する。ばく露分類の識別基準、または二分法は、アプリオリの仮定されまたは自由な考察に基づいている。ここでは、結果がばく露を2つに区分するカットポイントをそれぞれ違ったポイントで行うため、本質的に違ってくることを示す。さらに、疫学研究の結果の説明と解釈はカットポイントの選択に依存してくる。さらに、ここでは、確率的な表示をデータをあらわすためのより良い方法として用いることを提案している。確率的な表現の使用を通して、savitz等のデータを再解析する。原著の解析でのカットポイント以上の高いばく露カットポイントを用いることで、オッズ比が大きくなり、そのうち2つでは統計的に有意であった。更に重要なことは、データの確率的なプロットは、1)低と高曝状態で磁界の測定値で結果が一致する。2)電界に基づくと結果が不一致である。これらの結果から、より高い個人ばく露に着目した研究を推奨する。

ばく露