<目的> 職種別の磁界曝露評価について、実測からその妥当性を評価するとともに、疫学研究での評価結果への影響を調べる。 <方法> 40人の被験者による、その職種の典型的な作業時2時間の磁界曝露実測結果と職種別の分類評価との差異を調べる。また、その差異による疫学評価への影響について推定計算を行った。 <結果> 事務職、機械工場従業員、電子技術者の3つの職種における磁界曝露の実測値は、同一の職種においても曝露実態における大きなバラツキがあり、職種別の画一的な分類は無理のあることが判明した。また、この分類による差異が疫学研究の評価結果に与える影響について、症例-対照研究、コホート研究について推定評価した結果、オッズ比、危険比ともにかなりの差が生じることが示された。
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