[時間変化する電界、磁界及び電磁界(1Hz-100 kHz)へのばく露制限のためのガイドラインについて] comment

Concerning guidelines for limiting exposure to time-varying electric, magnetic, and electromagnetic fields (1 Hz-100 kHz). (including authors reply)

掲載誌: Health Phys 2011; 100 (4): 442

McRobbie氏からICNIRPへの質問:ICNIRPの時間変化する電界磁界及び電磁界(1Hz-100kHz)へのばく露制限ガイドラインの公表には何か所か誤りがある。1. 序論で、“MHz”とすべきところが “mHz”になっている。2. 磁気閃光誘発の最小閾値を、正当とする理由を示すことなく、20 Hzで5 mTとしている。十分に制御された磁気閃光の数少ない定量的研究の一つにおいて(Lovsund et al. 1980)、20-30 Hzの範囲における正弦波ばく露について、限界値は10-12 mTとされている。最近、Gloverら(2007)は、パルス幅50msの単発パルスについて、磁気閃光閾値は1.5 Ts-1程度と報告した。この値は、以前報告された値と一致している。3. 表3(職業ばく露参考レベル)の1-8 Hzにおける磁束密度で、0.2/f2とすべきところが0.2/fになっている。規制当局および法制化当局がこのICNIRP公表物を、例えばEUの物理因子指令の範囲において利用することがありそうなことを考えれば、正誤表を公表することは重要であろう。ICNIRPからMcRobbie氏への回答:ミスプリントの正しいご指摘に感謝する。これらのミスプリントは、既にオンライン版において修正されているものの、正誤表の公表は有用であるだろうと我々も考える。McRobbie氏の2番目のコメントに関しては、低周波電磁界ばく露生物学的影響に関する公表データおよび利用可能な研究の品質の2点において多様性があることをICNIRPは承知している。したがって、主要な国際的レビューおよび各国のレビューIARC 2002;ICNIRP 2003; WHO 2007)で提示された通りの科学的証拠の全体的評価をICNIRPの推奨の根拠(正当とする理由)としている。

ばく露

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