[電磁パルスで誘導される血液精巣関門の透過性亢進に関与するメカニズム] med./bio.

Mechanisms involved in the blood-testis barrier increased permeability induced by EMP

掲載誌: Toxicology 2010; 276 (1): 58-63

この研究は、雄マウスの血液精巣関門(BTB)に対する電磁パルス(EMP)の影響を調べた。環境刺激によるBTB透過性亢進は抗精子抗体(AsAb)を生成させるため、雄の免疫不妊症における重要な要素であるという。BALB/c 雄マウスに電界強度200 kV/mまたは400 kV/mのパルス200発を与えた。影響評価指標は、EMPばく露後の異なる時点で摘出した精巣における密着結合関連蛋白(ZO-lおよびOccludin)、ビメンチンマイクロフィラメント形質転換成長因子β(TGF-β3)の発現、および血清中のAsAbレベルとした。その結果、擬似ばく露群に比べ、ばく露群では、ZO-1およびTGF-β3の発現有意な低下した他、ビメンチンマイクロフィラメントの不均一な染色、血清AsAbレベル上昇が見られた,と報告している。

ばく露

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