この総説は、携帯電話基地局の疫学研究についての、本文約2ページ、表1点の簡単なレビューである。PubMed検索により、携帯電話基地局の健康影響を調べた疫学研究10件を同定し、そのうち7件は、基地局への近接度と神経行動学的影響との関連、他の3件はがんとの関連を調査していたと述べている。結果として、基地局から500メートル以内に居住する住民における神経行動学的異常症状あるいはがん罹患率の増加を報告しているものが10件中8件あった；いずれの研究も、一般に認められている国際ガイドライン値を上回るばく露を報告していないことから、現行ガイドライン値は人々の健康防護には不十分であると、考察している。
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