[無線周波電磁界の個人別測定の実施：研究プロトコルの提案] tech./dosim.

この研究は、これまでに実施されている無線周波電磁界（RF-EMF）個人ばく露研究が異なった測定プロトコルや分析方法で行われたため、結果の比較が困難であるという問題に対処するため、そのような過去の研究に基づき、将来の個人用RF-EMFばく露研究のための研究プロトコルを開発した。プロトコルでは、RF-EMF個人ばく露の測定、データ収集、データの管理分析、調査対象者の選出および彼らへの説明方法などについて手順を提案している。調査タイプを住民調査と微小環境測定に分け、住民調査では、観察の単位は個人であり、信頼度の高い結果を得るには、無作為に選んだ住民の代表性が重要であり、一方、微小環境測定では、それぞれの微小環境での典型的行動を代表するような調査対象者の選出が重要であると述べている。