この研究は、オーストラリアの若年層は携帯電話のみならず、コードレス電話も多く使用していることを背景に、無線周波（RF）電磁界ばく露に対するコードレス電話の寄与を調べた。これはメルボルンの7年生317人を対象としたMobile Radiofrequency Phone Exposed Users Study (MoRPhEUS)の一環で行われ、コードレス電話への接近度と使用を質問票調査したものである。その結果、87％が家庭にコードレス電話が存在し、77％が携帯電話を所有していた；コードレス電話使用と携帯電話使用の間には統計的に有意な正の関係（γ= 0.38、p < 0.01）があった、などの所見を総合して、コードレス電話使用はRF電磁界ばく露量を増加させ、携帯電話の低頻度使用者に対する高頻度使用者のばく露比を増加させると報告している。
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