この研究は、静磁界(SMF)とベラパミル(血管カルシウムチャネル阻害剤)のそれぞれが、動脈の圧反射感受性(BRS)および微小循環と協同して突然の血圧上昇に与える影響を比較した。ペントバルビタールの静注により沈静化させた意識のあるウサギを用いて、44回の実験を行った。SMF処置群:頚動脈洞圧受容体のSMFばく露(350 mT、40分間)、ベラパミル処置群(30分間の静注)について、大腿骨動脈の平均血圧(MAP)、心拍数、BRS、微小循環血流を測定した。その結果、ベラパミルにより高められた血管血圧緩衝メカニズムがSMFにより高められた圧反射媒介血管血圧緩衝メカニズムより有効であったという所見を報告しつつも、薬物療法以外の血圧制御法の併用の可能性を論じている。
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