フィンランドのタンペレ地域にある7個所の110kV変電所で、様々な作業を行う場合の電界および磁界への職業ばく露が研究された。この研究の目的は、職業ばく露の値がEU指針2004/40/ECの作動値(E場では10kV/m、B場では500μT)を超えているかどうかを調査することだった。電界と磁界は次のような作業をしている最中に測定された。(1)現場での歩行や装置の操作(2)作業台での作業(3)現場の電力変圧器周辺での作業や梯子の使用(4)吊り上げられた人によるバルブ交換(2)の作業“作業台での作業”では、電界の測定値(最高値16.6kV/m)は3事例で10kV/mを超えた。今後は、110kV変電所での職業ばく露が指針2004/40/ECの制限値(10mA/㎡)を超えているかどうかを調査することが重要である。いずれの作業状況においても、磁束密度磁界(B場)の職業500μT作動値を上回ることはなかった。
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