この研究は、骨芽細胞に対する静磁界(SMF)の生物物理学的影響におけるカルモジュリンの役割を調べた。MG63細胞を0.4 T のSMFにばく露させ、RT-PCR法により細胞質中のホスホジエステラーゼRNAの発現を検査した。また、アルカリホスファターゼ活性変化の測定により細胞分化を調べ、またカルモジュリン拮抗薬W-7の効果を利用してSMF刺激後の骨芽細胞の増殖と分化の変化を調べた。その結果、SMFばく露によりMG63細胞内のアルカリホスファターゼ活性及びホスホジエステラーゼ1Cの遺伝子発現が増加した;SMFが誘導する細胞反応は、W-7を添加すると有意に抑制された、などの所見を報告している。
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