[日本人男性模型でのELF磁界ばく露による誘導電界の相互比較：計算方法および符号化の違いの影響] tech./dosim.

本研究は、極低周波の均一磁界にばく露した場合の、人体模型における誘導量の相互比較を示している。合計6つの調査研究グループがこの共同相互比較研究に参加した。計算された磁界の不確実性に焦点を合わせるために、計算条件と数値的人体模型が組織の伝導性を含めて同じに設定された。In situ電界における最高値と99パーセンタイル値の違いは、1つのグループ結果を除いてそれぞれ30％未満と10％未満だった。また、中枢神経組織の1cm2平均電流密度の違いは、1つのグループ結果を除いて10％以下だった。この比較は、計算方法と符号化の違いによるin situ電界/電流密度の計算上の不確実性は、これまでの研究で報告された人体模型の違いと組織の伝導性によって生じる不確実性よりも小さいことを示している。