以前の研究で、地磁気を0.4 μT未満にまで補正したレベル(‘‘ゼロ磁界’’ :ZMF)が人の認知過程に影響することを報告した。それは、ZMFばく露により、タスクの間違い数や処理時間が平均2.4%増加するというものであった。しかし、その後の実験データ見直しで、標準偏差より大きく乖離したデータがあったことが分かり、以前に観察されたZMFの影響は単に、そのような起こりそうないデータ値の存在によったのかもしれないという疑いが生じた。そこで今回、そのようなデータを除外して分析した結果、そのような修正を行っても磁界の影響に統計的有意性は残ったが、影響による増加分は1.5%にとどまった。
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