<目的> パルス電磁界(PEMF)の生物影響を分子レベルで検討するため,HL-60白血病細胞のプロテインキナーゼCの活性化過程を調べる. <方法> HL-60白血病細胞への[3^H]PDBu結合を測定することにより,プロテインキナーゼCの活性過程を調べる.PEMFは三角波,50Hz, 8mTピーク値を5, 10, 15, 20分暴露した.Ca^++キレート剤EGTAを添加する実験も行った. <結果および結論> 図4に示すように,PEMFに暴露することにより,[3^H]PDBu結合は増加する.EGTAを添加した場合は減少することから,PEMFはプロテインキナーゼC活性過程を促進する.その機序はCa^++流入の増加によることが示唆される.
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