著者らは、先に、532 μTrmsの23 kHz磁界を発生させるインビトロ研究用ばく露システムを開発し、細胞機能に対する23 kHz磁界の影響研究を行った。今回は、このような影響の量反応関係を調べるために開発した磁界強度の大きなばく露装置について報告している。このばく露装置は、6.25mTrmsの23 kHz磁界をばく露させるインビトロ研究が可能であるという。培養皿を置く空間の磁界強度の均一性の他、擬似ばく露に用いた場合の温度、環境磁界、漏れ磁界等の検討も行っている。また、高調波成分、コイル形状、高磁界発生時の媒質の温度上昇等も検討し、中間周波磁界の生物学的影響の評価にこのばく露システムは十分に使えると結論している。
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