[無線周波数放射にばく露した一次元組織モデルにおける最悪の場合の温度上昇] tech./dosim.

Worst case temperature rise in a one-dimensional tissue model exposed to radiofrequency radiation

掲載誌: IEEE Trans Biomed Eng 2007; 54 (3): 492-496

本研究は、非電離放射線照射された一次元層状組織モデルにおける温度上昇について調査した。実際の体幹と四肢に対応するおびただしい数の組織構造の中から、平均比吸収率(SAR)を最大にするものだけが調査された。結果として、IEEEの旧安全基準は温度上昇に関しては、国際非電離放射線防護委員会のガイドラインよりも安全側に立っていることが示された。しかし、皮膚表面からの熱交換をなしにすると、皮膚内部に大きな温度上昇が生じることになり、それは、電磁界エネルギー吸収によるものというより、皮膚に断熱条件が付けられたことによることが示された。

ばく露