[電磁界へのばく露に関する世界の基準:全体的概要] misc.

Worldwide standards on exposure to electromagnetic fields: an overview

掲載誌: Environmentalist 2009; 29 (2): 109-117

長年にわたって、電磁界ばく露健康影響の可能性に関する議論が繰り広げられてきた。電磁界ばく露に関連したリスク評価を目的とした国際的な学術的組織による幅広い調査活動も行われてきた。同時に、種々の国際機関は、300GHzまでの周波数範囲について、労働者および公衆に対するばく露限度値の勧告を発行した。最近改訂された世界の安全基準の大半は、無線周波数とマイクロ波周波数においては人体内での電磁界エネルギーの蓄積率(SAR)の用語で、10MHzまでのより低い周波数帯においては誘導電界強度または誘導電流密度の用語で設定されている。最も権威のあるガイドラインはICNIRPおよびIEEEが開発したものである。後者はICNIRPと同じ基本的アプローチを採用しているが、数値的には若干異なる。

ばく露