[心臓リズム管理装置を使用している患者の術中管理の現状] basics

Current perioperative management of the patient with a cardiac rhythm management device

掲載誌: Semin Cardiothorac Vasc Anesth 2009; 13 (1): 31-43

心筋リズムの管理装置(すなわちペースメーカー及び/あるいは埋込み型除細動器)を使用している患者の安全かつ効果的な周術期管理は、もっぱら、有害な影響を回避することを基本としており、そこには、装置、リード、あるいはリード埋め込みの部位への損傷を避けることが含まれている。これらの損傷が起きた場合、装置の所定通りの機能が妨げられる可能性があるからである。重要な管理原則の一つとして、周術期でのこのような装置の、潜在的な再プログラミングがあげられる。それによって、過渡的な装置機能の障害や、不適切な電気生理学治療(たとえば不必要な除細動やペーシング)の使用を、回避できるからである。世界中でこれらの装置を移植されている、現在のおびただしい数の患者の存在を考えれば、麻酔医のうちの選ばれた者が現今のテクノロジーに精通するべきである。この記事では、心筋リズム管理装置の現状を述べるとともに、推奨される周術期管理について議論する。

ばく露