【目的】携帯電話の長期使用と脳腫瘍の発生リスクとの関連について疫学的証拠があるか否かの疑問に答えるためにレビューを行うこと。【方法】メタ分析に含めた論文は11編であり、以下の基準を満たしたものである。(1)ピアレビュー付き学術雑誌での公表、(2)10年以上の携帯電話使用者を参加者に含むこと、(3)長期使用者について側性分析が行われていること。【結果】10年以上の携帯電話使用者では、同側の脳腫瘍と診断されるリスクは約2倍であることが示唆された。神経膠腫、聴神経腫のデータは統計的に有意であったが、髄膜腫は有意でなかった。【結論】長期携帯電話使用と同側の脳腫瘍発生の関連を示唆する適切な疫学的証拠があると著者は結論する。
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