ガイドラインの序論より:産業と医療における静磁界利用技術の急速な発展は、人の静磁界ばく露の増大をもたらし、それにより生じる可能性のある健康影響について多くの科学的研究がなされるに至った。世界保健機関(WHO)は最近、環境保健クライテリアプログラム(WHO 2006)中の静電界および静磁界に関する保健クライテリア文書を作成した。その文書は、静的な電界および磁界のばく露による生物学的影響の報告のレビューを含み、他の最近の刊行物[主たるは、国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)2003,McKinlay et al. 2004およびNoble et al. 2005]と共に、本ガイドラインの根拠を与える科学的データベースとして利用された。本ガイドラインは、1994年刊行のICNIRP文書(ICNIRP 1994)に置き換わるものである。なお、本ガイドラインの範囲と目的は以下の通りである。「このガイドラインは職業的および一般公衆の静磁界ばく露に適用する。このガイドラインは医学的診断または治療を受けている患者のばく露には適用しない。患者の防護に関して考慮すべき詳細事項は、磁気共鳴画像法(MRI)検査中の患者の防護に関するICNIRPステートメント(ICNIRP 2004,および ICNIRP 準備中)に示されている。」
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