従業員死亡率の分析: 1)・一般住民に対する電力会社従業員の死亡率、・一部のがん以外の死因についてSMR(標準化死亡比)は全体的に低い(0.1以下)、・前立腺がん、白血病のSMRは各々1.04(0.81-1.32)及び1.07(0.79-1.41)。 2)電力会社従業員男女別の死因の分布: ・男性-心血管疾患(42.7%)、がん(27.9%)、外傷(7.8%)、慢性閉塞性肺疾患(3.8%)、がんの内訳-呼吸器がん(10.5%)、消化器系がん(3.4%)、結腸がん(2.9%)、前立腺がん(2.8%)、リンパ腫(1.9%)、白血病(1.4%)、脳腫瘍(0.7%)他 ・女性-がん(40.8%)、心血管疾患(29.8%)、外傷(7.5%)、慢性閉塞性肺疾患(2.8%)、がんの内訳-乳がん(10.7%)、呼吸器がん(6.0%)、消化器系がん(5.3%)、結腸がん(4.7%)、リンパ腫(1.6%)、脳腫瘍(1.6%)、白血病(0.9%)他 3)職業別の死因に関するコホート内分析: ・高い死亡率比を示した職種-死因(死亡比率);現場作業員、架線作業員、技能職-外傷・交通事故(2.5~4.7)、自殺(2.0~2.7)、呼吸器がん(1.6~2.6)以上について95%信頼区間の下限値は1.0以上、;管理職-白血病(1.9)、消化器系がん(1.8)、脳腫瘍(1.7)ただし、信頼区間の下限値は全て1.0以下。
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