<目的>ヒトへの磁界曝露装置の製作。新たに製作した装置の特徴と概要を述べる。 <方法>製作したヒトへの磁界曝露装置の仕様は以下の通り。 ・3セット(3部屋に)作成した。 ・被験者からコイルは見えず、また完全なブラインド試験であり、被験者は課電されているかどうかはわからない。また、このことは試験時のアンケートによっても確認されている。 ・コイル形状は、Lee-Whiting型4重正方形コイル。垂直・水平方向に発生、うち1セットは3方向の磁界を発生可能。外部磁界をキャンセルさせるため、同心型補償コイルを使用。 ・巻線はツイストペア線で、通電による無曝露も可能。 ・磁界条件は、DC、AC16Hz、40Hzおよび60Hz。磁界レベルは200mGと900mGを基本。また、間欠曝露にも対応。 <結果>特性評価試験を行った。試験項目と結果は以下の通り。 ・曝露空間(中心1m立方)において、最大5%程度の良い一様性が得られた。また被験者が使用するベッド上ではさらにより一様性(±3%以内)が得られた。 ・地磁気成分も測定した(強度と方向)。 ・間欠曝露条件においても、Transientが生じない(50Hz~125kHzの帯域において)ことを確認した。 ・すべての項目において、仕様が達成されていることが確認された。
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