<目的> 磁界曝露により、細胞のK+イオン輸送が変化するかどうかを、誘導電流の観点から明らかにする。 <方法> HeLaS3細胞を特性の4チャンバ内で磁界曝露を行いながら潅流し、Rbを代替イオンとして、細胞からのK+イオンの流入と流出を測定した。磁界は手動・自動でOn/Offされ、約2Tの磁界を120分間曝露した。 <結果> On/Offの期間が10秒間より短い時には、K+の能動輸送(ウアバイン感受性Rb流入)は阻害されたが、受動輸送(ウアバイン非感受性Rb流入)は影響を受けなかった。その阻害は、2時間の曝露終了時まで増加した。一方、K+の流出は曝露によって亢進した。微小蛍光法を用いた測定で、曝露中は細胞表面が負に荷電していることが示された。
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