[NMR装置を操作する要員の直流磁界ばく露評価] tech./dosim.

Estimated exposure to static magnetic fields for the staffs of NMR-units

掲載誌: Occup Med 1996; 46 (1): 17-19

<目的>NMR装置を操作する要員が曝される直流磁界強度を検討し、推奨されている基準値と比較した。 <対象・方法>以下の4装置をしらべた。 1.製薬企業の研究室;化学分析用、最大11.7Tesla。 2.大学研究室;化学分析用、最大4.7T。 3.病院 A;臨床診断用、最大0.5T。 4.病院 B;臨床診断用、最大0.02T。 これらの装置はいずれも特別な外部遮蔽はしていない。測定は作業要員の頭(1.6m)、骨盤(0.65-0.95m)および手のレベルで行われた。RFL Gauss Meter 904を用い測定した。 <結果および結論>表1に4ヶ所の測定結果を示す。図1に4ヶ所で距離が離れると磁界強度が減衰する様子を示す。表2に他の部位での磁界強度を示すが、これらに比べても今回の計測結果はかなり低い。

ばく露