[著者回答 [レター:携帯電話使用と聴神経鞘腫に関する日本の研究から何が学べるのか Kundi M]] comment

Authors reply: What can be learned from the Japanese study of mobile phone use and acoustic neuroma?

掲載誌: Occup Environ Med 2008; 65 (6): 428

この著者回答は、Takebayashiらの論文”The Japanese case-control study of acoustic neuroma and mobile phone use” (Occup Environ Med 2006;63:802-7)へのKundinoコメント対するもので、以下のように反論している。Kundiの指摘は、聴神経鞘腫の成長が遅いことに焦点を当て、また、携帯電話電磁界へのばく露が成長に影響するとの仮定に立っている。このような仮定は確実な科学的根拠をもたないが、彼はその仮定があたかも真実であるかのように議論している。多くの疫学研究は、生物学的メカニズムが不明な段階で行われる。単に、潜伏期が長ければリスク上昇の検出が困難になる可能性があるとの理由だけで、調査を先送りすることはよくないことであろう。またもう一点強く主張したいのは、一つの疫学研究で最終的判定できないことである。多くの疫学研究の結果を、実験研究結果と総合して、IARCのワーキンググループが評価する。その最終的結論が引き出される前は、調査の実施、解釈は中立的であるべきと考える。

ばく露

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