[VDTから放射されるELFおよびVLF磁界] tech./dosim.

Extremely-low-frequency and very-low-frequency magnetic fields emitted by video display units

掲載誌: Bioelectromagnetics 1991; 12 (1): 35-45

<目的> VDTからのELF, VLF領域の放射磁界特性を把握すること. <方法> 白黒,カラーの4種類のVDTを供試機器とした.磁界センサーはサーチコイル(直径=13.3cm, 巻数=36,測定面=最大方向)を用い,その出力は周波数分析装置で測定した.放射方向は装置の前後,左右,状芸の6方向を距離特性として測定した. <結果> 垂直同期信号は60Hzであるが,水平同期信号は機種によって15.5-26kHzと異なっていた.それぞれの数次までの高調は波の振幅は殆ど減衰していなかった.距離特性は1-2乗に比例して減衰し,この係数は機種あるいは機器からの方向によって異なっていた.最も重要な全面方向んも放射磁界は他の方向に比べて,平均して数分の一程度であり,大きさはELF帯域で0.06-0.6μT,VLF帯域で0.02-0.06μTであった.

ばく露