<目的>ディジタル式の磁界ドシメータがすでに開発されているが、本研究では磁界曝露量の概略値を計測する小形で軽量のメータを開発する。 <方法>磁界曝露量として、3軸方向の磁束密度の実効値の平方和の平方根の時間積分を取るべきであるが、ここでは各磁束密度の絶対値の総和を時間積分する。積分素子としては使用実績のある電解素子(E-Cell)を用いる。このアナログ式メータ(AMEX3D)による測定値をディジタル式のEMDEXによる値と比較して、このメータの性能を調べる。 <結果及び結論>AMEX-3Dは120g,(2.7×5.1×10.2)cmの軽量、小形化のものとなった。周波数特性として30-1,000Hz間を平坦にし、0.02-15μTを感度領域とした。測定精度は±20%となったが、測定結果はEMDEXによる同時測定結果とよく一致した。
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