家庭や職場で用いられる屋内用無線通信技術による典型的無線周波数ばく露を評価するため、無線LAN、Bluetooth、デジタルコードレス電話システム(DECT)の他、屋内用の赤ちゃん監視装置や無線ヘッドホンを測定と数値計算によって調べた。最適な測定方法に基づき、電磁界分布と結果としてのばく露を、選択された製品と実際のばく露シナリオにおいて評価した。また、一般的なシナリオについても、数値計算に基づいて調べた。通常の条件では、検討された使用例の無線周波数電磁界中の人体に対する空間(身体寸法)平均かつ6分間平均ばく露は、1998年に発表された国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)ガイドラインに準拠した電力密度の参考レベルの0.1%の低さであることを示す結果が得られた。空間ピーク値、時間ピーク値は2~3桁大きくなる可能性がある。身体のすぐ近くで操作されるいくつかの送信機器の場合(無線LAN送信装置など)、局所ばく露は基本制限と同等な大きさに達する可能性があるが、今回の研究で検討された装置でICNIRPガイドラインの制限値を超えるものはなかった。
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