[霊長類動物用の60 Hz電磁界ばく露施設:実験時の計画運用データ] tech./dosim.

A 60 Hz electric and magnetic field exposure facility for nonhuman primates: design and operational data during experiments

掲載誌: Bioelectromagnetics 1995; Suppl 3: 2-22

<目的>ヒヒ実験用の60Hz電磁界曝露装置(電界<65kV/m,磁界<100μT)を開発し、曝露環境の均一性、安定性などの基本特性を確認し、実験時の電磁界曝露運用データを紹介する。 <方法>垂直電界発生用電極、水平磁界発生用コイル、ファイバーグラス製飼育ケージからなる施設を作成。電・磁界測定プローブにより曝露領域の均一性、長期の安定性を示し、さらに電界発生装置からのコロナ、オゾンの影響も確認する。 <結果>パイプタイプの高電圧電極、それを取り囲む磁界発生用コイル群により、比較的均一な電磁界環境を実現した。コントロールに対する漏洩磁界を軽減するために、曝露とコントロールの領域の中間に補償用のコイルを配置して対策を行った。ファイバーグラス製の飼育ケージの電磁界の変歪、減衰はなかった。また、高電圧電極からのコロナ(<50pC)、オゾンの影響は無視できる。

ばく露