非電離放射線防護委員会(ICNRP)の参考レベルにおける遠方電磁界ばく露の場合、人体の電磁界(EM)吸収は共振周波数領域とGHz領域で2つのピークをもつ。これら2つの周波数領域において全身の平均比吸収率(SAR)を左右する支配的因子は、まだ十分に明らかにされていない。この研究の主な目的は、解剖学に基づくモデルにおける全身平均SARに換算したEM電力吸収を左右する支配的因子を、均質人体様モデルおよびそれに対応した立方体からなるモデルのものと比較して、明らかにすることである。コンピュータ計算の結果は、共振周波数領域でのEM吸収のピークは組織の電気的特性に大きく依存し、一方、GHz領域でのピークは主にモデル表面積の影響を受けることを示した。
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