この研究は、模擬的なGSMおよびWCDMA携帯電話使用に関するボラティア実験用ばく露装置を開発した。1日に最短で8時間のばく露が可能な特性をもつデュアルバンドアンテナを利用し、GSMにはパルス変調900MHzを用い、QPSK変調WCDMA1966MHzには生体影響研究のための出力制御機構が組み込まれた。この装置のドシメトリ を行った。その結果、この模擬アンテナによるSAR分布は 統合アンテナ付き携帯電話の特性と同様であった;SAMファントムの平坦部位で測定された10g平均の局所SAR値(SAR10g;アンテナ出力1Wで正規化)は、7.82 mW/g (900 MHz) および10.98 mW/g (1966 MHz)であった; この値は、Visible Human頭部モデルでシミュレーション計算されたSAR10gと20%以内の差で一致した;アンテナの回転角の変動によるSAR10gの変化は17%以下であった;頭部とアンテナの距離2mm毎に、SAR10gは9%変化した、と報告している。
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