<目的> 航空機に取り付けるVLF磁界測定用の小型コイルを開発した. <方法> コイルのインダクタンス,巻線間キャパシタンスや抵抗などを等価回路分析し,内部雑音が小さく,外部の電界の影響を受けにくい磁界検出用コイルとコイルの出力増幅回路の設計を行った. <結果> 内部雑音を小さくするために,コイルは中性点タップを設け,両端からの出力は2つのオペアンプで差動増幅する方法が採用された.外部電界の影響を避けるために,コイルはアルミフォイルで静電遮蔽された.また,特に送電線近くなどで,商用周波数磁界以外の成分を測定できるように,RCのπ型フィルターも選択挿入できるようにした.この結果,20Hz-200kHzの磁束密度を測定できる,コアにコイルを巻き,アルミフォイルで静電遮蔽した,2φ x 12cmのコイルを設計することができた.
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