[30 kV/m または60 kV/m 60 Hz電界への初回ばく露は霊長類のオペラント行動を一時的に停止させる] med./bio.

2通りの実験で、RF30とDRL20の2つのシグナルから構成されるオペラント行動に対する60Hz電界（EF）の影響を調べた。各実験で、12頭のヒヒをEFばく露群と非ばく露群にランダムに割り当てた。垂直30kV/mのEFを1つの実験に、60kV/mを他の実験に使用した。実験デザインは6週間毎のばく露前、ばく露、ばく露後のスケジュールである。EFばく露による統計的に有意な証拠はなかった（P<0.05）。しかし、ばく露前の1週間、ばく露直後の1週間の行動を比較すると、統計的に有意な急性的な影響（作業停止）が見られた。EFばく露群での平均反応率は、ばく露1日目から大きく減少したが、ばく露2日目終了時では、正常であった。EFのようなかなり異常な刺激が加わると、初期として作業停止のような正常なオペラント行動を一時的に乱すことにあると仮定できる。次いで、ここの実験終了時でクロスオーバ実験を行うと、EFばく露されたヒヒを対照のヒヒとして、ほかは初めてEFばく露として使用すると、作業停止が再度生じた。EFへの初期ばく露と関連する他の刺激で再度生じることが、EFばく露が無くても2次的な作業停止を起こすに、十分である。初期、二次的な作業停止効果は、再現性がある。