本論文では、2つの電極による生体電位の測定アンプにおける電力線との干渉を扱っている。アンプのモデルとしては、アンプ入力ステージとコモンモード入力インピーダンスZcの効果も考慮するように作成した。この手法は高いZcで有効であり、最近では低Zcにも有効とされている。電力線との干渉がないのは極端なZc値（ゼロか無限大）で、最小となり、これは電極と皮膚の間のインピーダンスΔzeに依存している。Δzeが低い値では、最小の干渉が低Zcで得られ、ΔZeが高い場合には、非常な高Zcが必要になる。最適なΔzeは、アンプのコモンモードレジェクションレイト（CMRR）と漏洩結合の容量によって最適な選択ができる。毛かkを、特別に設計した生体電位測定用アンプで実験的に確認。
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