弱静磁界(DC)と変動(AC)超低周波磁界(ELF)との初期検出のエネルギー問題解決を試みた。これらの磁界の影響下で巨大分子内部に位置するイオン運動の平衡状態について、特に巨大分子のイオン熱運動における磁界影響に注目した。共鳴効果は静磁界強度と変動磁界周波数によって決定したイオン熱運動の不連続周波数において認められ、これらの現象はイオン熱運動のランダー歳差運動によって証明された。特定周波数を持つ静および変動磁界が発生、消滅するとき、イオン熱運動のエネルギーに変化が生じる。巨大分子内部において、もしイオンが巨大分子を含む溶液粒子の衝突を効率的にするとすれば、これらの変化は巨大分子の量子状態における変化の誘発に充分といえる。
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