<目的>ハイパーサーミアにおいて、神経化学的な変化を捉えるための金属製のプローブ(溶液の濃度の測定に用いられる)は電磁界を乱すために使用できない。しかも、非金属のプローブは脳の細胞核に刺すには柔らかすぎ、また高価なものであった。そこで、低価格で堅い非金属材料を用いた電極を開発し、その回復特性を検証する。 <方法>プローブとして、溶融二酸化ケイ素のチューブ(内径250μm、外径450μm)を製作した。準透水性の膜(再生セルロース膜)を先端に配した。次に、このプローブの比回復率(Relative recovert rate)の測定を行った。また、比較のために、通常の金属製透析用プローブについても同様の測定を行った。また、試験的にラットに適用する実験も行った。 <結果>得られた比回復率は、金属製のものに比べて小さなものであった。原因としては、これらのプローブに用いられている透析膜の種類が違うことによるものと考えられる。
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