渡り鳥がコンパス情報源として、地磁気を利用していることはよく知られている。磁気コンパスに対して、2通りの仮説、一つはマグネタイト、もう一つは磁気的な化学反応である。本論文では、振動磁界が渡り鳥の磁気方位行動を妨げることを示す。渡り鳥のロビンは、地磁気に加えて、垂直方向広帯域(0.1-10 MHz)、または単一(7MHz)の電磁界に曝されると方向が乱れてしまう。さらに、7MHzの電磁界では、この効果は振動電磁界と地磁気の間の角度に依存する。振動電磁界が地磁気と平行な場合、鳥は季節的に適度な方向性を示すが、24または48度の時には、方向が乱れてしまう。このような結果は、単一項-3重項遷移の共鳴現象と一致し、磁気コンパスがラジカル反応によることが示唆される。
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